■とことんおでん紀行[文庫版]
著 者/新井由己
発行所/光文社
知恵の森文庫・あそびの森
初 版/2002年12月15日
定 価/648円+税
文庫判・352頁・並製
ISBN4-334-78198-5
博多の屋台で見つけた“餃子巻き”がきっかけだった。おでんにハマッてしまった「僕」は原付きバイクで日本全国のおでんを食べる旅に出た。北海道を皮切りにマフラー・ニオサクといったおでん種を見つけ、食のルーツと境界線に思いをはせる。そして、海を渡り、韓国・台湾へ……。情熱と好奇心を「とことん」駆使した、106日間の旅の記録。
解説・足立倫行
●目次
まえがき
取材ルート地図
第1章 北国のマフラー揚げ
テンプラとマフラー/最北端のおでんを求めて/日本縦断の出発点・宗谷岬に到着/マフラーと味噌おでん/終夜営業のおでん屋/地球岬のツブおでん/マフラー伝来
第2章 豆腐田楽の境界線
フキとツブ貝の推移/しょうが味噌のおでん/田楽地帯の始まり/餃子巻きの謎(1)/田楽地帯を北上/山菜の故郷/コンニャクの境界線
第3章 江戸おでんの衰退
すじとはんぺんの出現/おでんを食べない町/餃子巻きの謎(2)/東京おでん事情
第4章 駿河の料理人・半平
海からの糧/干物文化圏/黒はんぺんの由来/八丁味噌の香り
第5章 豆味噌文化圏
八丁味uの故郷/味噌煮込みおでんの衝撃/関ヶ原の戦い/豆味噌文化の広がり/醤油が生まれた町
第6章 関東煮の始まり
精進料理とおでん/ちくわぶの進出/たこ梅の広東炊き/関西と中国の境目
第7章 からし味噌の空白地帯
からし味噌の登場/黒潮に乗った鰹節/麦味噌地帯に突入/伝統的なかまぼこ作り/消えたからし味噌/讃岐うどんの里
第8章 戦後ヤミ市の味
しょうが醤油の分布/山陰の海の幸/海を渡ったからし味噌/餃子巻きの謎(3)
第9章 だし文化の伝播
韓国オデンとの出会い/日帝時代の街並み/ソウルの釜山オデン/味噌の来た道/テンプラの不思議
第10章 南下する餃子巻き
餃子巻きの謎(4)/南蛮渡来のテンプラ/「薩摩揚げ」登場/阿蘇の高森田楽/朝鮮文化のにおい/再び、黒潮文化圏へ
第11章 高雄の黒輪、基隆の天婦羅
台湾の「薩摩揚」/黒輪との出会い/台北のオデン探し/黒輪の本場・高雄/“高砂族”と日本語
第12章 豚足とソーセージの歴史
沖縄の足ティビチ/チキアギとグルクン/アメリカ軍の駐留/京都とのつながり/那覇のおでん横丁
■旅を終えて おでんの道標
比較食文化への道/おでんから見えるもの/おでんのある風景
あとがき
資料 おでん調査データ
おでん種分布図/付けだれ分布図/揚げかまぼこの呼び名/おでんを食べた店/取材スーパー・メーカー一覧/調査地一覧/主な参考文献
付録 とことんおすすめ全国おでん屋40店
解説 新しい時代の追跡ルポの予感 足立倫行
※本書は『とことんおでん紀行』(1999年/凱風社刊)を加筆修正のうえ、再編集したものです。
本の内容は親本の紹介ページを参考にしてください。
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