おでん研究家のつれづれ

2006年09月17日 (日)

著作権に配慮しない人たち

udegumi.gif

ネットでいろいろ情報提供していると、それがすべて無料だと思っている人が多いようです。もちろん読んでもらえるのはありがたいのですが、そこに書いてあることや掲載している写真を自分のもののように使う人たちも増えてきました。それが個人的な利用だったり、著作権があることを知らない若者なら、それをきっかけに理解してもらえばいいのですが、以下のイベントで僕の写真が勝手に使われているのを見て、やりきれない悲しさを感じました。


第1回 静岡おでん祭

おそらく、元になったデータはおでん博物館の以下のものでしょう。反転して使えばわからないだろうと思っているとしたら、本当に残念です。


http://www.odengaku.net/cooking/shizuoka.html

主催の商店街がこの写真を使っているのか、静岡新聞社が使ったのかわかりませんが、ひとまず掲載元のアットエスにクレームを入れておきました。

せっかく「静岡おでんの会」というグループがあり、数年前からおでんマップなどを作って活動しているのに、今回は主催にも共催にも入っていないのが残念です。活動当初、市役所や市長にサポートを頼んだようですが、ほとんど相手にされなかったことを考えると複雑な気持ちです。最初から「富士宮やきそば」のように盛り上がらなかったのは、そういう背景もあるでしょう。


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その後、もうひとつ発見しました。この写真は、ネットで公開していないので、『日本全国おでん物語』からスキャンしたと思われます。しかもまた反転させている。これは意図的にやっていると考えて、しかるべき対応をするつもりです。


http://www.at-s.com/bin/yell/yell0150.asp?id=C216765145&n=986

以下がオリジナルです。

2002年に『だもんで静岡おでん』を発表し、テレビやラジオや雑誌で「今、静岡おでんがおもしろい!」と言い続けてきました。自慢ではないけれども、静岡おでんの知名度を上げることに貢献してきたと思っています。それがこういう形で利用されることを残念に思いますし、静岡おでんを愛する一人としても寂しくなりました。

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09/21 追記
掲載元のアットエスにクレームの連絡をしたところ、連休明けの19日に担当者から返事が届きました。どうやら商店街から提供された写真ではなく、「静岡おでん食べある記」の担当者が当時の写真を勝手に使ったことがわかりました。

写真が反転している件については、1枚は連載時のタイトルに使ったものを流用し、もう1枚はポジを反転してスキャンしてあったという説明でした。

いずれにしても静岡新聞社のサイトでこういうことが起こるとは思わなかったので、主催の商店街を疑ってしまいました。その点はおわびいたします。

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09/30 追記

26日にアットエス担当者の上司からもメールが届き、その返信を書こうと思っていた矢先に、また無断転載を発見しました。今度はキリン一番搾りのCMに関連するページです。


http://kirin2.hatch.co.jp/search/pc/w_shop.php?f_t=22-0607-01&f_s=054252302200

以下のサイトが僕のオリジナルです。

http://www.at-s.com/bin/guru/guru0040.asp?yid=E542833977

アットエスが提供したのかわからないので、キリンの問い合わせフォームから確認メールを出しました。どうやら、アットエスでは、原稿や写真は権利を含めて買い取る例が多いらしく、これが誤解の元なのかもしれません。ちなみに連載時にそういう説明はありませんでした。

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10/3 追記
キリンのサイトの無断転載について。
アットエス側からは昨日返事があり、「アットエス編集室からキリンビールに提供したという事実は一切ありません」という回答をいただきました。

キリン側からは本日、以下の返事がありました。
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今回の掲載にあたり、「徳久利屋」様へご相談をさせていただきましたところ、「アットエス」様のホームページをご紹介いただき掲載をさせていただきましたが、「アットエス」様へ承諾を得ずに掲載をした次第でございます。
弊社の不手際があり、誠に申し訳ございませんでした。深くお詫び申しあげます。
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今回の件は、無断使用した写真の掲載料をいただくということで、話がまとまりました。どうもお騒がせしました。

↑Top: 投稿者 あらい/遊民 | 失礼な話
コメント

富士宮やきそばは、はなっから行政の
金なんて当てにしなかったけどね。
紀元市長なんて焼きそば大嫌いだったし。
そこら辺の背景知らないのかな?
おでんに関しては
関係者の儲けたい根性がみえみえだから
広がらないんだよ。
真の伝道者はすべてを投げ出して
名前さえ残しませんよ。
あなたは、残念ながら
修行が足りません。

↑Top: Posted by: なると : 2006年09月23日 00:57

なるとさま

ご意見、ありがとうございます。
「サポート」と書いたのが「お金」と思われたようでしたら、訂正します。町おこしをいっしょにやる気があるのかどうかという意味でしたが、富士宮はそれも断わったのでしょうか? 静岡の「関係者」がだれかわかりませんが、少なくとも「静岡おでんの会」は一般市民の集まりです。この人たちは儲けたいという気持ちはまったくないと思いますよ。観光課がようやくおでんマップを作りましたが、そういうギャップを感じているところです。

あえて富士宮との違いを挙げるとすれば、中心になっている市民の情熱が静岡のほうが足りなかったということでしょうか。

↑Top: Posted by: あらい : 2006年09月23日 01:16

あらい氏が著作権を主張する気持ちは分かります。
生業としてされてるわけですから、厳重抗議して使用料を取るべきです。

ところであらい氏は「自慢ではないけれども、静岡おでんの知名度を上げることに貢献してきたと思っています」と十分自慢されていますが、なんのために静岡おでんの知名度を上げてらっしゃるでしょうか?どこかからの依頼ですか?

ライターとして活動されている方の生半可な「みんなは知らないけど俺は注目してるぜ」という普及は、その地域を一時的には持ち上げる効果があったとしても、結果として衰退させるだけです。最近ならそばめしがいい例ですよね。
あらい氏の活動が実ったとして、静岡おでんがなまじ有名になったりしたら、富士宮のやきそばのように大しておでんと関わりがなかったところまで店を開くでしょう。でも半年、一年後には知れています。所詮は「みんなが知らないことを取り上げることが商売の方に持ち上げられた・作られたブーム」ですから。

最後まで面倒を見て頂けるのならまだしも、いまだに「静岡商売」と呼ばれる殿様商売しかできない静岡に中途半端なブームを作り出すことは、結果として潰しにかかってるだけです。あらい氏も「中心になっている市民の情熱が静岡のほうが足りなかった」と上のコメントで言われている通りに、静岡にはそのブームを維持するような商売上手はいません。各地を回られているなら、呉服町を歩けば商売レベルがどの程度か見当つくでしょう。

もちろん同じ事は一番搾りのCMにも言えますが、本当に静岡おでんがいいと思うなら、口コミだけでいろんなところで宣伝してください。
ライターが売るためにネタにすることは凡人の口コミよりも早く広まりますし効果もありますが、落ちていくのも早い。
それを一番ご存じなのは研究家であるあらい氏ではないでしょうか?

↑Top: Posted by: しのだ : 2006年09月23日 18:59

しのださま
ご意見、ありがとうございます。

自慢と思われてもしかたないのですが、10年以上の活動で、少なくても「おでん」という食文化を掘り起こし、広く知ってもらったという自負はあります。静岡おでんに限らず、各地には独特なおでん文化があるということは、ずいぶん理解されてきたようです。

これは儲かるからやっているわけでもありません(実際に儲かっていない)し、ブームを作るためでもありません。しいていえば、「おでん」をキーワードにして各地の食文化の地域性や多様性を知るため、ということでしょうか。

マスコミに便乗する人たちはどの例でも出てきますが、すでに定着している文化は、マスコミに取り上げられたからといって、なかなか消えないように思います。

今回の件は、だれかがやった仕事に対して敬意を払ってほしいという点です。こんなイベントがあるから写真を使いたいと連絡があれば、そのままOKしたと思います。事前に連絡がなく、勝手に使う例が多すぎるような気がします。

↑Top: Posted by: あらい : 2006年09月23日 19:49

えーと、すみません。
少し意見を言わせてください。静岡おでんのファンの者です。

まず、なると様、
真の伝道者というのはどのようなケースのどのような功績のかたのことを意味なさっているのかが良くわかりませんでした。全てを投げ出して名前さえも残さないという過去の例をご存知でしたら教えて下さい。名前を出さずに全国規模での伝道と言えるほどの功績をどうやって伝えることができるのかが自分はなかなか理解できないのです。

また、しのだ様。
是非、新井氏の著書の「とことんおでん紀行」をご一読なさることをお勧めします。ライターとして一過性のブームを作っている方とはちょっと違うと思うのです。比較食文化としてこれだけの調査を自腹で原付バイクで野宿で(笑)されただけでも商業的な背景を持っていらっしゃらないことが分かります。少なくとも巻末の参考文献の冊数と内容を拝見するに、これだけの勉強をしてはじめてひとつの分野を語れるのだなあという印象でした。

自分は、今回のブーム?で静岡おでんがどんなものなのかが広まればとりあえず嬉しいです。
また、新井氏にはこういった食の地域性が今後食文化として日本の伝統食という位置づけで語られるときに厳しい「ご意見番」となられることを希望します。

今回の主題は本当は「著作権には礼儀を尽くしてほしい」と言うことだけだと思うのですが、すみません、出過ぎましたが自分の意見はそんなところです。


↑Top: Posted by: 黒はんぺん : 2006年09月27日 20:41
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