2006年12月27日 (水)
2006年後半の失礼な話

今年は10月からお遍路を歩き始めたため、なかなか更新がはかどりませんでしたが、あいかわらず失礼な話が続いてました。年末の大掃除ということで、まとめてみましょう(笑。
■日本テレビ「所さんの目がテン!」
9月24日、制作会社アンジュ・ド・ボーテの兼子さんからメールが届きました。「コンニャク」について特集するので、「コンニャクの色の地域差」について教えてほしいとのことでした。
それに対して、以下の返信を送りました。
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コンニャクは、昔からの例では関西が黒、関東が白といわれていますが、現代では福島県の福島市と郡山市の間に黒と白の境界線があるようです。以下の分布図を参考にしてください(日本海側は推測です)。
http://www.odengaku.net/arekore/odendane.html
どうやらこの境目は、コンニャク芋の栽培北限と一致するようです。また、沖縄では同じようにコンニャク芋が採れないため、白滝など含むすべてが白いコンニャクです。
それから、京都周辺では緑色や桃色に着色したコンニャクがあります。祭事などのときに使われたのが始まりで、普通にスーパーで買えます。
とりあえず以上ですが、放送で使う場合は、情報源の取り扱いにご注意ください。リサーチだけして自分たちのもののように使う例があまりに多いので。
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これに対して「番組内で福島の境界線の話しをさせていただく場合の許可は新井様でよろしいのでしょうか? 紹介させていただく際には再度ご連絡させていただきます」と返信をいただきました。……が、その後、何も連絡がなく、調べてみると10月22日に番組は放送されていました。番組ホームページには該当日のバックナンバーがありませんが、Webサイトを検索すると視聴者の日記がいくつか出てきて、メールに書いた内容が放送されていたようです。
■テレビ熊本
12月3日、テレビ熊本の森本さんからメールが届きました。「天草おでんは、なぜ黒い」のかを調べているらしく、その呼び名があるのは僕も初耳だったので、何か手がかりになることはないか、以下の返信を送りました。
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「天草おでん」という呼び名があるのを初めて知りました。これは以前からそうだったのでしょうか? それとも最近のご当地おでんブームで、地元で見直されたのでしょうか?
おでん紀行のときに長崎から天草を経由して熊本に出たのですが、残念ながらおでんは食べていません。おでん屋さんがあるのか、ラーメン屋や食堂にあるのか、もしくは家庭のおでんが真っ黒なのか、興味があります。
ご存知のとおり、天草は明治まで長崎県の管轄で、鹿児島との交流も盛んに行なわれてきました。隠れキリシタンの歴史もあり、海峡の潮の流れもきついことから、文化的に特色が残っているのかもしれません。
おでんについては、「いわし牛深あげ」という島原からのさつま揚げと、鹿児島からの「薩摩揚げ」「つけあげ」などが混在しているようです。色が黒いほかにどんな特徴がありますか? 例えばつゆの味が甘くて、さつま揚げが多いという場合は、鹿児島の甘い「つけあげ」を使っているのかもしれません。
また、だしの違いでも色の濃さが変わると思います。鰹節なのか、昆布なのか、鶏がらや牛すじなどの肉系なのか、それによって何かわかるかもしれません。九州内でも、長崎と鹿児島は豚肉圏で、天草も同じだと思われます。そんな違いもヒントになりそうです。さらに熊本では「燻製かまぼこ」をおでんに入れますが、天草ではどうでしょうか?
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これについて、その後の返信はありません。調べてみると、12月9日に「天草おでんの謎」という題名で放送されたようです。どんな内容だったのでしょうか?
■よみうりテレビ「情報ライブ ミヤネ屋」
12月4日、以下のメールが届きました。
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関西のテレビ局 よみうりテレビです。
おでんの件で少し聞きたいことがありまして、メールを送らせて頂きました。
もし、よろしければご連絡頂けないでしょうか?
よみうりテレビ ミヤネ屋 丸本裕輝
090−XXXX−XXXX
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これに対して、仕事場と携帯の電話番号を返信しましたが、その後何も連絡がありませんでした。ちなみに僕は、自分の用事なのに「携帯に電話ください」とは言いません。固定電話より高い料金を相手に負担させるのは申し訳ないからです。とはいうものの、世の中の多くの人はそんなことは気にしないで使っているのでしょうね。
■日本テレビ「あさ天サタデー」
何日に連絡があったか忘れましたが、出版社経由で携帯に連絡が入りました。静岡おでんの特集をするので、『日本全国おでん物語』の写真を放送で使いたいとのことでした。写真の貸し出しかと思ったら、本の誌面をそのままテレビカメラで写したいそうです。送る手間は省けますが、使用料がかかることを伝えると、上司と相談するということで終わりました。
去年の暮れにも、毎日放送「魔法のレストラン」で似たような話がありましたが、著作物をそのまま放送して、使用料を払わないというのが、テレビ業界では当たり前になりつつあるようです。これはおそらく、新聞各社の誌面を赤枠で囲んで放送しているのと同じ感覚なのでしょう。各新聞社が著作権や使用権をどう設定しているのかわかりませんが、もしかしたら宣伝を兼ねて無料提供しているのかもしれません。
■日本テレビ「たべごろマンマ」
これもいつだったか忘れましたが、出版社経由で携帯に連絡が入りました。「関東風と関西風の違いについて」知りたいとのことでしたが、僕の本やおでん博物館のサイトで、きちんと解説しています。取材をする前に、最低限、自分で調べることをしましょうと言いました。
この番組、以前はコンニャクのことについていろいろ答えたのに、知らない間に番組が放送されていました。そんなこともあったので、今回は最初から冷たい対応に……。
■日本テレビ「ナイナイサイズ」
12月19日、携帯に連絡が入りました。「ご当地おでん」の特集をするので、いろいろ教えてほしいとのこと。地方でおでん屋に入るときの選び方を聞かれましたが、僕はとにかくおでん屋があったら入っているので、何かの基準で選んでません(笑。また、これはおいしいとか、この店は当たりとか、個人的な嗜好についてはコメントしてません。唯一、個人的に通っている店という前提で、「こなから」を紹介しているくらいです。
一度打ち合わせをしたいとのことでしたが、この番組は以前にも日テレ本社に呼び出されていて、そのときにいろいろ話をしています(そのテーマはボツになったようです)。担当者は違うようですが、その人から連絡先を聞いたそうなので、どんな話をして、僕がどんなスタンスでコメントできるかわかっているはずです。少なくても、もう少し何をしたいのか企画がまとまってから連絡してもらうように伝えました。

