おでん研究家のつれづれ

2009年12月24日 (木)

韓国おでん交流

今年は韓国と縁があって、3月には釜山と南浦へ、12月にはソウルと忠州に、どちらも4泊5日の旅に行くことができました。

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釜山では西面(ソミョン)という繁華街に立ち寄り、屋台をひやかしました。 1mおきに屋台が並び、どの店にもおでんやトッポッキがありました。 韓国では釜山がおでんの本場なので、ソウルよりもおでん屋台は多いです。 またトッポッキの餅がおでんに入るのも釜山の特徴です。

チャガルチ市場はずいぶん近代的に建て替えられていて、10年くらい前の面影は少なくなりましたが、すり身をその場で揚げているさつま揚げ屋が出てました。台湾でも揚げたてさつま揚げは人気ですが、韓国でも定着するでしょうか?

12月の旅は、韓日婦人交流協会の招待で、食文化交流団の一員(カメラマン)として参加しました。

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キムチ漬け(キムジャン)や豆腐つくりなどのほか、陶芸教室や七宝焼きなどの体験もありました。豆腐の作り方は基本的に同じですが、型に入れて水分を搾るときでも汁に浸ったままにしているのが興味深いところ。水キムチというものがあるように、具材と漬け汁はどちらも大事なので、豆腐づくりにもその感覚があるのかもしれません。

参加者8名が日本の漬物を持ち寄り、韓国の人においしい漬物を投票してもらう「ニッポン漬物ダービー」もやってみました。たくあんやべったら漬けなどいろいろでしたが、赤カブ漬けが第一位で、次はゴボウ漬けでした。僕はオリーブの新漬けを持参しましたが、なじみがないせいか最下位に……。

そして、せっかく行くのだからと、日本のおでんを試食してもらいました。今回選んだのは、紀文食品のご当地おでんシリーズ「姫路風おでん」「名古屋風味噌煮込みおでん」です。文化交流の主旨に賛同していただき、紀文食品さんに提供していただきました。あらためて感謝いたします。

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お昼の豪華な食事会のときに、少しずつ試食をしてもらいました。

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韓日交流をしている人たちだけあって、日本の食べ物は好きらしく、年配層には大好評でした。若い人たちは「だしが薄い」という声が多く、ちょっと意外な感じでした。レトルトなのでけっこうしっかり味と香りがあるんですが、きっと韓国人の味覚にもの足りないもの(魚介類が発酵した風味)があるのでしょう。

大きなスーツケースにレトルトおでん50パックを入れたので、重量は約45kgになりました。写真は機内預けの荷物が出てきたときに付いていた鍵。駐車違反をしたように、税関へ出頭するようにメモがありました。税関で関税をかけられそうでしたが、持っていた文化交流の招待状を見せたら、「目的がいいからOK」と許してくれました。でも「韓国にもおでんはあるのになんで?」と言われました(笑。「いや、日本のおでんのほうがおいしいんです」とアピールしておきました。

ソウルではおでん屋台の集まる市場に行く時間がなかったので、とりあえず明洞の屋台に立ち寄りました。唐辛子がけっこう効いていて、ピリ辛のおでんでした。屋台や食堂の看板に「おでん湯」という表記をよく見かけました。前にソウルに来たのは2002年でしたが、おでんのスープが欠かせないということがよくわかります。

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最終日に広蔵市場(クァンジャンシジャン)へ行きました。この市場はおでん紀行のときに来て気に入った場所で、ソウルではいちばん古い市場といわれています。東大門市場にも行きましたが、すっかり様変わりしてしまったし、南大門市場のように有名な所は観光客目当ての客引きも多いので、こういう日常的に親しまれている市場が好きです。この市場のおでんは、油揚げと大根がけっこう入っていました。ほかの地域では見ないので、だれかが始めたのを周囲でまねしているのでしょう。

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そして、今回の目当てがこれ。ピンデトックという緑豆のお好み焼きです。ソウルでも広蔵市場のピンデトックがいちばんおいしいと評判です。

このように、石臼ですったばかりの緑豆を使って焼いてます。昔はもっと油が少なかったようですが、最近の流行はこのタイプのようで、僕たちが食べた店は次々に人が買ってました。外側はカリッとなって、中はふわふわ。緑豆ともやしとネギという組み合わせで、消化にもいい食べものです。醤油だれに入っている生玉ネギもおいしかった。

↑Top: 投稿者 あらい/遊民 | 食べ歩き
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